社畜レベル向上プロジェクト

真剣に社畜としての自分の人生に向き合うブログです

鬱間近の社畜の君へ

f:id:PORCO-ROSSO:20170516015544j:image

何もしていないのに、気付いたら涙が出てませんか?
ネコを見て、どうして自分は人間として生まれてしまったんだろう、ネコになりたい。と真剣に思うようになっていませんか?

もうやめましょう。
あんな奴のためにあなたの人生を浪費したら勿体無いです。

…と、そんなことは頭では理解していても、やはり明日は会社に行かなければいけないですし、会社を辞める覚悟もなければ、上司に言い返すほどの勇気も出ず、冷静に自分の状況を考えることすら出来ない状態かもしれないですね。

鬱間近の社畜の状態にあるということは、確実に環境(特に上司)が最悪です。
何が何でも環境を変える必要があります。
少し会社を休んでみても、同じ環境に戻ってきたのでは解決にはならないでしょう。

そして鬱の症状が重くなってしまった場合、環境が好転した後も上手く自分のパフォーマンスを出せなくなってしまうという話もよく聞きます。
やばいな、と思ったら出来るだけ早く環境を変えることが一番大事かなと思うのです。

 

僕の新人研修時代

f:id:PORCO-ROSSO:20170516015719j:image
僕の話をします。

僕が社会人になって最も辛かった次期は、新人研修です。

え?ってなったかもしれないですが、僕が勤めている会社はそれなりに有名な大企業で、集合新人研修の期間は数ヶ月もありました。

研修期間は学校と同じです。
毎日教室に行って、授業というか講習を受けたり、グループワークしてプレゼンしたりする。これだけ聞くと、なんてラクなんだ!と思うかもしれませんが、当然給料が発生していますから、学校のようなユルい感じには一切なりません。

僕はその研修中に立て続けに大きな失敗をし、担当講師(社員)の逆鱗に触れました。
朝に講師が全体に向けて注意したことをその日の夕方にしでかしたりしたので、その講師からすると、俺のことをナメてんのか!となったんでしょうね。
その日の研修終了後、皆が帰った後に私だけ別室に呼び出され、僕はその講師にただひたすらに罵倒され続けました。

「腐ったみかんが箱の中にひとつでもあると他のみかんも腐らせるんだ!お前が辞めないと他の連中も腐ってしまう。だから今すぐ辞表を出せ!」

僕はひたすらに謝りました。それ以外にどうしていいか分かりませんでした。

「誠意を見せてみろよ」

僕は土下座して謝りました。屈辱とかそういう感情もその時はどこかにいってしまっていたようです。

「てめえの安い土下座なんかじゃなんも意味ねーんだよ」

じゃあどうしたらいいんですか…。

相手に僕を許すつもりはさらさらなく、ただ僕に土下座をさせて自尊心を満足させたかっただけなのだとわかりました。
同時に、僕には辞める以外の選択肢は残されていないのだと悟りました。
就活を頑張り、運良く大企業に就職が決まり、せっかく両親を安心させることが出来たのに、こんな形でこんなに早く終わってしまうのか…。と妙に冷静に悲しくなっている自分がいました。

その担当講師は「明日の朝、辞表を出せ」と捨て台詞を残して部屋を後にしました。

一人残された僕は、絶望に打ちひしがれ、ミスをした自分の能力の低さを呪いました。

なぜかその時は、その講師が間違っている、という考えは一切浮かびませんでした。

(次回に続きます)