プランAとプランB
今日、とある外資系コンサルタント会社との打合にて、あまりに納得のいかないことがあったのでここに吐き出します。
もともと、社内のある重要な数字を算出するための計算モデルの更改プロジェクトがあり、その最終局面、部長以上のマネジメントへの説明資料をどう作るかというステージでその事件は起きました。
僕「既存モデルと新モデルでの出来上がりの数字の変動要因を説明するにあたって、これまでプランAで進めようと話してきましたが、内部でもう一度議論した結果、新たに考えたプランB で見せたほうがいいだろうという意見でまとまりました。御社から見てもそう思いませんか?」
コンサル「そんな話は聞いていない。既にプランAで準備を始めているから、今からプランB に変えることは出来ません。」
僕「!?。まずはマネジメントがどのような説明を求めているのか、という視点で考えましょうよ。以前にプランAとしていたのは申し訳ないけれど、マネジメントからの分かりやすさを重要視したら、プランB ですよね?」
コンサル「そういう問題ではありません。」
僕「そういう問題です!」
と、まあコンサルタントのくせに、手段が目的に変わってしまっていたんですね。
コンサルタントとして高い金払って雇っているのに、これじゃあ僕らの指示で手を動かすだけのただの事務屋ですよ。
手段が目的になってしまうパターンは会社の若手に多いかもしれないですね。
先輩や上司に頼まれた仕事の範囲については理解して確りとこなす、というだけでは永遠に彼らの期待値を超えることはできません。
例え頼まれ仕事であっても、その真の目的をちゃんと理解してから仕事に取り組むことで、足りていない部分や意味のある補足材料が見えてきて、始めて期待値の120%に到達するための足場が出来上がるのです。
ちなみに
コンサルタントとの件ですが、僕らがより具体的な方法を提示していくことで最終的にはプランB で合意できました。
一応、誤解のないように申しておくと、コンサルタントにも優秀な人材はたくさんいます。
企業の経営課題に真剣に向き合いながら誠心誠意考え抜いて仕事をしているコンサルタントがいることももちろん知っているので、だからこそ、今回のがっかり感が強かったのかもしれません。