涙のわけ
ポルコです。
一緒に仕事をするメンバーは自分で決められないことのほうが多いから、お互いに期待どおりにならないことなんてよくあると思います。
今日のことなんかはよくあることなのかもしれないですが、少し残念な気持ちになりました。
同僚の女性社員(事務職ではなく幹部候補生)とあるプロジェクトを進めているのですが、スケジュールを踏まえて今日やるべきタスクをごく普通に伝えたところ、急に不機嫌になり、どんどん涙目に。
今日は彼女が新入社員向けの部署紹介のプレゼンをする日だったので、タスクが重なったことが原因だったようです。
そのプレゼンは10分もない位で、資料も既存資料を使うだけだったのですが…。
お昼ご飯の時も泣いていて、ろくに話も出来ませんでした。
午後すぐ、その新入社員向けのプレゼンが終わり、少し晴れやかな顔になって帰ってきました。
そして、予定していたプロジェクトのタスクは終わることのないまま6時に帰りました。。。
いやまあタスクが終わってなくても、定時ですからもちろん帰る選択もあると思います。
気になったのは、涙、です。
お昼まで泣いていたあの涙は、一体何のための涙なのか?
精一杯頑張ったのに結果上手くいかなかったときの悔し涙、ではないですよね(そもそもまだ結果もないし)。
では何か。
私、こんなに頑張ってるのに皆分かってくれない。また仕事を増やされる。なんてかわいそう。
という、"私かわいそう涙"ですね。
もうガキじゃないんだから仕事中はやめてくれと。ほぼタスクはひとつなんだし…。
泣くと雰囲気も悪くなるし、皆もそれが"私かわいそう涙"だって分かっているし。きっと本人だけはその涙の理由を深く考えられないんでしょうね。
まあ泣くことで交感神経と副交感神経のバランスが整って、気持ちも落ち着くというのは分かるのですが。
僕の尊敬する女性幹部の方は、ある女性社員に対して「泣くなら必ずトイレで泣きなさい。人前で涙を見せたら負けよ」と言っていました。
さすが、覚悟が違いますし、分かっていますね。
タスクがたくさん来ているなら、そのタスクを全部うまくこなして能力の高さをアピールできるチャンスだと思うんです。
マルチタスクをこなしているうちに、上からも「あいつなら上手くできそうだから、この大きなプロジェクトも任せよう」となってチャンスをものに出来るでしょうし、既にやりたいことがあるなら、実績を残すことで自分のプロジェクトを立ち上げることも出来るでしょう。
もし彼女が事務職であれば全く問題ありませんでした。
むしろ仕事を振り過ぎてしまってすいません、となります。
ただ、彼女は幹部候補生として頑張りたい、頑張れると言ったのです。
残念ながら、これで当分は彼女に重要なプロジェクトはまわってきません。
キャパの大きさが知れてしまったので。
涙は女の武器、なんて言ったりしますが、こと仕事においては未来をマイナスに変えてしまうかもしれない危険な武器ですので、意図せず出てしまいそうなときにはご注意を。